投資信託の種類
金融ビックバンの一環として規制緩和が進み、銀行の窓口で投資信託の商品が販売できるようになり、銀行で投資信託の勧誘を受けることも多くなりました。しかし商品のリーフレットを見ても、細かい字で難しい用語が羅列されており、実態が分かりにくくなっているのが実情のようです。
一概に投資信託といっても、海外の商品も含めて多種多様です。そこで今月号では、まず代表的な投資信託の種類及びその用語についてみていきたいと思います。
- いつ購入できるの??
- 追加型
いわゆるオープン型といわれているもので、いつでも購入できる投資信託です。信託期間は定められていないものや、比較的長期間のものが主流となっています。
- 単位型
いわゆるユニット型といわれるもので、募集期間のみ購入できる投資信託です。信託期間は明確に定められて販売されます。
- 追加型
- 投資の対象は??
代表的な商品には以下のようなものがあります。また商品によっては以下の商品を組み合わせたものがあります。
- 公社債投資信託
株式は一切組み入れず、安全性を優先し比較的安全性の高い国債や社債などを運用し、安定した収益を目指す投資信託をいいます。
- 株式投資信託
株式を組み入れることができる投資信託をいいます。実際には株式で運用していなくても、仕組み上株式の組み入れ可能なものは株式投資信託に分類されています。一般的に株の運用は値動きが大きいため、株を買っている割合が高い投資信託ほど、ハイリスク・ハイリターンの商品であると言えるでしょう。
- 不動産投資信託
投資家から集めた資金でオフィスビルなどの不動産を運用し、賃料収入や売却益などを配当原資として投資家に分配する投資信託をいいます。不動産の定期的な収入ということもあり、投資家に支払われる分配金も比較的安定しています。しかし最近では不景気の影響もあり、優良テナントが物件から退去するなどして、予想の分配金を下回るケースが発生しているようです。
- 外国投資信託
海外の株式、発展途上国の公社債や特定の産業に投資して運用する投資信託をいいます。ただ為替リスクや投資対象国の政治・経済情勢のリスクの影響を受けやすくなります。
- 公社債投資信託
- どのように運用するの??
- パッシブ運用
いわゆる消極運用のことで、日経平均やトピックスなどの株価指数を運用目標とする商品がこれに該当します。
- アクティブ運用
いわゆる積極運用のことで、ハイリスク・ハイリターンを見込む商品がこれに該当します。もちろんパッシブ運用と比べて一般的には信託報酬は高くなります。
- パッシブ運用
- 主な追加型公社債投資信託の種類は??
種類 MRF MMF 特徴 高格付けの公社債や短期金融商品で運用します。 国内外の公社債や短期金融商品で運用します。 信託期間 無制限 中途解約 いつでも手数料なしで換金可能 30日未満で解約すると手数料が発生
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