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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

今年の4月1日より消費税が5％から8％に変更されます。前回の税率変更は平成9年でしたので、17年ぶりの変更となります。さらに、平成27年10月1日より10％になることも予定されております。

それと併せて、食料品等においては軽減税率も検討されるとのことです。

ただ、軽減税率を検討するのであれば、現在医療、福祉、教育、住宅の貸し付け等政策的配慮で非課税となっているものを0％課税にしてほしいです。非課税と0％課税とでは同じように思われている方が多いですが、例えば建物を購入したり、建築した場合、購入部分に対して消費税がかかりますが、非課税であれば課税仕入れに係る課税売上がないのでこれに対する還付はありません。（この結果、例えば私立学校の教育費は、授業料等がいくら非課税であっても、課税仕入れが増える分値上げせざるを得なくなるのです。）しかし0％課税であれば、課税仕入れに係る課税売上があるので、還付されることとなります。

実務側では、軽減税率が実施されると、煩雑になることが予想され、少し困りますが、いずれ消費税が欧米並みになるのであれば、軽減も同様にするべしとの意見が強くなると思います。政治家の方は、0％課税については関心がないようですが、現実を見据えて検討してほしいと思います。

今年は、冬のオリンピックがロシアのソチで開かれます。東京オリンピックも開催が決まり、経済が活性化して実体経済もよくなってくれればと期待しております。

皆様のご発展を祈念して、新年のご挨拶といたします。